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匂坂 明人; 大道 博行; Pirozhkov, A. S.; 小倉 浩一; 織茂 聡; 森 道昭; 西内 満美子; 余語 覚文; 加道 雅孝; 中村 衆*; et al.
Acta Physica Hungarica B, 26(3-4), p.327 - 333, 2006/00
高強度レーザーと薄膜との相互作用により生成される高エネルギーのX線,イオン,電子は、テーブルトップの放射線源として注目されさまざまな応用が提案されている。ここでレーザーと薄膜との相互作用の物理過程を調べるうえで、レーザーのプリパルスによって生成されるプリプラズマを評価しておく必要がある。本実験では、原子力機構設置のチタンサファイアレーザー(JLITE-X)を集光用のポンプ光と計測用のプローブ光に分け、ポンプ光をチタン薄膜ターゲットに照射し、発生するプリプラズマをプローブ光の干渉計測によって測定した。ポンプ光の集光強度は210W/cmであり、プローブ光は、2倍高調波(400nm)を用いて計測を行った。ポンプ光とプローブ光の時間差を調整し、メインパルスの約50ps前でのプリプラズマを測定したところ、レーザー入射側にプリプラズマが生成されていることがわかった。さらにプリプラズマサイズに対するプロトン発生の依存性を調べた結果、プリプラズマを抑制することでプロトンの発生量が大きく変化することがわかった。このような結果は、メインパルスと薄膜との相互作用の解明にとって有用である。
Pirozhkov, A. S.; Bulanov, S. V.; Esirkepov, T. Z.; 大道 博行; 田島 俊樹
no journal, ,
コヒーレントな高周波の放射線生成はレーザーの発明上とても興味あるトピックスである。最近、光による相対論的周波数上昇がフライングミラー技術によって提案された。相対性理論によると、相対論的ミラーによって反射された光パルスは、周波数が上昇される。ここできわめて高い周波数生成の新方式について記述する。相対論的な周波数上昇と高調波発生はで与えられる(Nは高調波数)。私達はレーザが航跡波と作用し分のレーザー周数上昇の最初の実験を行った。また、レーザのために開発されたモデルに基づいての周波数上昇とともに、薄いホイルの相互作用において超高周波の分析モデルを開発した。